人が働くということを考えるとき、人生には二つあるいは四つのターニングポイントがある。一つ目は初めて仕事に就くときである。誰でも何かの仕事をしなければならないが、自分に合った仕事を探すことは簡単ではない。学生のときに何が得意か、何ができそうかよく考えることが大切である。実際には卒業間近になって、仕事に結びつくものを何も学んで来なかったと後悔することもよくあることで、むしろ仕事に活かせるような勉強をできる学校を選ぶべきである。もし得意なことが見つからないとしたら、生活のためと割り切って、誠実に働くことを考えなんでもやって見ることである。ずっと続けられる仕事があれば安定した生活を送ることが出来る。つぎにターニングポイントになるのは、結婚の問題である。独身を続けるつもりの人以外、特に女性は結婚してもそれまで通りの仕事を続けられるかは仕事の内容と、家族の協力があるかどうかによる。あまりにも忙しい仕事の場合は続けるのは難しいし、家族の理解と協力は不可欠である。場合によっては、一旦退職して子育てに専念する必要がある。結婚の問題を乗り切ったとしても、転職を考えなければならないこともある。仕事がきつすぎたり、健康を害したり、倒産などにより仕事自体がなくなることもある。そのような場合は自力で仕事を探すのは勿論だが、ハローワークで、職業トレーニングのコースをとったり、資格を取るサービスも積極的に利用してより良い仕事を捜すきである。最後に考えるのは退職である。個人によって異なるが、経済的に不安がなければ、早期退職も出来るがそうでない場合はさらに働くことも考えるべきである。